楽しい定年生活実現は準備が9割!疑似体験から得た3つの教訓

こんにちは。ヒデです。

今回は、私が最近感じた「楽しい定年生活を送るための準備」についてのお話です。
先日、以下のYouTube動画を公開しました。

定年退職後の生活は、誰もが夢見る「自由な時間」の始まりです。しかし、準備なしに迎えた定年後の日々は想像以上に厳しいものかもしれません。

私自身、長期休職という形で「定年退職後」を疑似体験し、充実した老後生活には事前の準備が不可欠だと痛感しました。

この記事では、定年後の生活を豊かにするために必要な3つの要素をご紹介します。

目次

定年退職後の現実:バラ色とは限らない日常

長年勤めた会社を離れると、自由な時間が手に入り、毎日が楽しいものになると漠然と考えている方は多いのではないでしょうか。私もそのひとりでした。

しかし、50歳を過ぎて体調を崩し、1年以上の長期休職を経験したことで、その考えが甘かったことに気づかされました。

休職当初は、今まで見られなかったドラマや映画を楽しみ、読みたかった本を読む日々。最初の1ヶ月は新鮮でしたが、3ヶ月も経つと徐々に苦しくなってきました。

やりたいことが尽き、無目的にYouTubeを見て一日を終える日々。運動不足で体調は悪化し、日々の小さな変化に気づかないうちに、健康状態は急速に悪くなっていったのです。

この経験から、充実した定年退職後の生活には「準備が9割」と確信するようになりました。特に重要なのは以下の3つの要素です。

定年退職後の生活の鍵①:健康維持

「健康が一番」というのは当たり前のことのように聞こえますが、本当に健康について真剣に向き合っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

健康であってこそ、食事も、趣味も、家族との時間も充実したものになります。

定年前から始める運動習慣

健康維持に欠かせないのは、バランスの良い食事と適切な運動です。特に運動は定年退職後の生活の質を大きく左右します。

「スポーツの趣味なんてない」と思う方でも、難しく考える必要はありません。

  • ペットの散歩や畑作業も立派な運動
  • サイクリングも手軽に始められる
  • 20分程度のウォーキングから始めるのも効果的

平日に仕事で体を動かしている方は、無理に毎日運動する必要はありません。私自身も平日は特別な運動はしていませんが、休日にジムでトレーニングする習慣をつけています。

ジム活用のコツ

ジムというと筋肉質な人ばかりというイメージがあるかもしれませんが、実際には健康維持を目的とした一般の方が多く利用しています。私の通うジムでも、いわゆる「ムキムキ」な方は1割程度。様々な年齢層の方が、それぞれのペースで運動しています。

ジムの利点は

  • 体の各部位に合わせたトレーニングマシンが揃っている
  • 「運動するぞ」というスイッチが入りやすい環境
  • 自宅だとなかなか継続できない運動も続けやすい

ジム利用の注意点として、初めは無理な負荷をかけないことが大切です。怪我のリスクを避け、翌日に軽い筋肉痛を感じる程度が理想的です。筋肉が少しずつ付くことで血流も良くなり、全体的な体調改善につながります。

最近は比較的リーズナブルなジムも増えています。市町村営の施設では1回400円程度で利用できる場合もあり、チョコザップのような全国展開のチェーン店なら自宅近くで通いやすいでしょう。

ぜひ定年を迎える前に、運動習慣を生活に取り入れることをおすすめします。

定年退職後の生活の鍵②:夢中になれる趣味の発掘

現在、没頭できる趣味がある方は幸運です。「夢中になれる」というのが非常に重要なポイントで、時間を忘れるほど没頭できる活動があると、脳内からドーパミンが放出され、充実感を得られます。

多様な趣味を持つことの重要性

趣味はひとつだけでなく、複数持っていると理想的です。定年後の長い時間を、単一の趣味だけで充実させるのは難しいでしょう。定年前から様々な興味のあることにチャレンジしておくことをおすすめします。

趣味を楽しむための注意点

例えば、ピアノやエレクトーンなどの楽器は、センスのある一部の方なら独学でも上達しますが、多くの場合は基礎から教わる方が挫折率を下げられます。少し費用はかかっても、本当にやってみたいことなら投資する価値は十分あります。また、そのコミュニティで新しい友人を作れる可能性もあります。

若い頃に夢中になった趣味を再開するのも良い選択肢です。私自身も若い頃好きだったドライブ、キャンプ、釣り、ギター、スキーなどをもう一度始めようと考えています。

理想的なのは、運動と組み合わさった趣味です。健康維持と楽しみを両立させることで、定年退職後の生活がより充実したものになるでしょう。

定年退職後の生活の鍵③:堅実な資産形成

生活していく上で「お金」は避けて通れない要素です。休職経験を通じて、収入が途絶えた時の不安を身をもって体験しました。

定年前にしっかりと資産形成をしておくことは、将来の安心につながります。

まずは無駄な支出の見直しから

資産形成の第一歩は、現在の支出を見直すことです。特に効果的なのがスマホの通信料の見直しです。

大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の高額プランを利用していて、あまり電話やデータ通信をしていないなら、格安SIMへの乗り換えを検討しましょう。

おすすめの格安通信サービス

私がメイン回線で利用している楽天モバイルや大手キャリアのサブブランドなど、特徴は以下の通り。

  • 楽天モバイル:使用量に応じた3段階料金制(最大約3,000円で無制限)
    メリット:加入時の事務手数料無料、全国に店舗あり
    デメリット:電波が弱い場所がある
  • 大手キャリアのサブブランド:通信品質が安定
    ドコモ:ahamo(店舗なし、Web操作に慣れている方向け)
    au:UQモバイル(店舗サポートあり)
    ソフトバンク:ワイモバイル(店舗サポートあり)
  • 日本通信SIM:低価格重視の方におすすめ
    データ通信量1GB以下なら月約300円で利用可能

格安SIMにのち帰ることで通信料を月5,000円削減できれば、年間6万円の節約になります。誰でもすぐに始められる資産形成の第一歩です。

定年退職後の生活を充実させるために:今から始める準備

「人生は壮大な暇つぶし」というホリエモンの言葉が、休職経験を通じて腑に落ちました。会社勤めを「暇つぶし」と考える人は少ないかもしれませんが、定年退職後に何もすることがなければ、朝から晩まで「暇」という時間に苦しむことになります。

これは想像以上に辛いものです。定年退職前から自分のやりたいことで時間を充実させる準備をしておくことが大切です。

現在、帰宅後や休日に「テレビ」や「YouTube」を漠然と見て過ごしているなら、それは危険信号かもしれません。今のうちから運動や趣味を生活習慣に取り入れ、無駄な浪費も見直しましょう。

まとめ:定年退職後の生活を豊かにする3つの柱

定年退職後の生活を充実させるためには、以下の3つの要素が不可欠です:

  1. 健康維持:運動習慣を取り入れ、体力と健康を保つ
  2. 趣味の充実:夢中になれる活動を複数見つけておく
  3. 資産形成:無駄な支出を減らし、将来に備える

これらの準備は、定年退職の何年も前から始めるべきものです。私自身の休職経験を通じて、準備なく迎える「何もない日々」がいかに厳しいものかを痛感しました。

定年退職後の生活を本当の意味で「バラ色」にするためには、事前の準備が9割です。今日から少しずつ、自分の未来のために行動を始めてみませんか?

じゃあ、またね!

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